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バストの知識

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「女性のバストはなぜ膨らむのか?」「乳房のしくみ」など、意外と知らないバストのこと。こちらの章では女性にとって大切なバストに関する、身近であり知っておきたい知識をご紹介いたします。様々な要素から存在するバストの奥深さがお分かりになると思います。

バストのふくらみ

バストは外形的に2つに分かれます。乳首と乳房です。女性の乳房は、何のために大きく膨らんでいるのでしょうか?まず初めに考えられるのは授乳です。けれどもし授乳のためだけなら、授乳時期だけ赤ちゃんが探しやすいように大きければいいはずです。
しかし授乳によって子供を育てる動物のうち、乳房を持つのは人間の女性だけです。人間以外の哺乳類は授乳のときだけ胸が発達します。ある動物学者は「人間の女性のバストは性的魅力を発信するために進化した」と考えました。
人間の祖先といわれている猿は4足歩行です。この場合、体の中でもっとも目立つ場所はお尻であり、繁殖期や発情期になるとお尻が大きく赤くなり、異性を惹きつけます。2足歩行である人間の場合は、お尻はさほど目立つ場所ではなく、また特定の繁殖期を持たない人間の女性は、授乳期以外でもバストを大きくして異性にアピールするのではないかと考えました。
実際にバストが最も丸みと大きさを備えるのは10代後半で、生物学的に言うと、性的な信号を発するのに最適な時期で、女性としての魅力をアピールする為ではないかと言われています。

乳房について

乳房の中身は、大きく2つに分かれています。母乳を作る乳腺組織とそれを包む皮下脂肪です。乳房の要となるのは乳腺組織ですが、乳房のふくらみを占める割合は約10%しかありません。残りの90%は乳腺組織を保護している皮下脂肪です。 人間の成長過程において10代後半まで乳腺組織が発達し、取り囲むように皮下脂肪がついていきます。ですので乳房=バストの大きさは乳腺組織の発達とその周りの皮下脂肪の量で決まります。
また乳腺組織は妊娠すると活動が活発になり、乳房が大きく張り出しますが、授乳が終わると母乳の分泌がなくなり乳腺組織も退化して乳房も小さくなります。
乳房のしくみ

バストの皮膚と筋肉、骨格の関係

皮膚は乳腺組織と皮下脂肪を包み込んでいる組織です。バストの大きさには関係ありませんが、形には大きく影響してきます。皮膚にハリがあるとバストも持ち上がり、反対に皮膚がたるんだ状態ではバストも垂れてしまいます。加齢とともにバストが垂れるのは皮膚の老化が原因となっています。
乳腺組織と皮下脂肪の奥には、大胸筋という筋肉と胸郭という骨組があります。大胸筋の主な役割は腕を動かし胸を張ることと、バストの肉付きを保ち支える働きをしています。胸郭は背骨やあばら骨からなる胸の骨組です。肺や心臓を守るほかに、バストの土台となっています。猫背などで背骨が歪んでいると、左右のバストの大きさや形が違ってくるなど、美しさに影響が出てきます。

バストとホルモンの関係

女性のバストから流れ出すやわらかな体のライン。この源になっているのがエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンです。
エストロゲンは排卵直前の受胎可能日に分泌量がピークになり、心身ともに男性を受け入れやすい状態を作ることから、発情ホルモンと呼ばれます。
また脂肪細胞を増やす働きもあり、女性らしい丸みを帯びた体を作っていきます。思春期以降にバストがふくらむのは、このエストロゲンによるものです。
プロゲステロンは排卵が起こると分泌が盛んになり、約2週間分泌され、子宮がいつでも受精卵を迎えられるように準備を整えます。月経前にバストが張るような感じがするのは、このプロゲステロンの働きによります。加齢とともにこの女性ホルモンは分泌が不規則になり、そしてほとんど分泌されなくなることによりバストは萎縮していくのです。

外見以外のバストの悩み

■しこり
しこりには悪性のものと良性のものがあります。自分でどちらかを判断するのは難しく、乳がんではほとんどの場合「痛みのないしこり」が特徴です。しこりが見つかったらすぐに診察を受けましょう。
■痛み
痛みにはホルモンバランスのくずれによる乳腺症と、乳腺炎によるものが主なものです。生理前や閉経後に両方のバストがチクチクしたり張ったりする乳腺症は、生理が終わると鎮まるのが特徴で、特に治療の必要はないでしょう。
ですが乳腺症の人は乳がんになりやすいというデータもありますので、定期検診を受けるようにしたほうがいいでしょう。片方のバストに急に痛みが起きたり、生理でもないのに不規則な痛みがある時は、治療が必要な場合もありますので、すぐに診察を受けてください。
■分泌物
授乳期以外でもごくまれに乳首を絞ると母乳のような分泌物が出ることがあります。自分で絞って少量出るというなら問題ありませんが、何もしてないのに下着が濡れるようなら乳腺の異常と考え、病院で分泌物を調べてもらう必要があります。
特に分泌物に血液が混じっている場合は注意が必要です。

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